「レビトラとシアリス、同じED治療薬だけど、どっちが効くの?」
レビトラとシアリスの特長を知らずに使っていると、「ここぞ!」というタイミングで、望んだような勃起が得られないかもしれません。
でも大丈夫!この記事を読めば、以下の3つのことがわかります。
- シアリスの特長や種類
- シアリスを使うべきタイミング、レビトラを使うべきタイミング
- レビトラよりもシアリスが優れているポイント
レビトラを使うべきか、シアリスを使うべきかは、性行為をいつ、どんな状況で行うのか、で変わってきます。
レビトラとシアリスの使い分け方を紹介します。
シアリスはレビトラの後に作られた最新のED薬
シアリスは、レビトラが世に出た2004年から3年後に発売されたED治療薬です。
イーライリリー株式会社が開発しており、日本では2007年7月に製造販売が承認されています。有効成分として「タダラフィル」という物質が使われています。用量ごとに5mg、10mg、20mgの3種類が作られています。
シアリスは、レビトラに比べると作用がとてもやわらかくあらわれます。性行為がはじまったらいきなりカチカチ!というわけではなく、いわゆる自然な勃起が可能です。
シアリスは、従来のED治療薬と比べると、長時間作用するのが最大のメリットです。
また、ほてりなどの副作用が出にくいため、広く用いられるようになっています。シアリスは、医療機関で処方されるED治療薬のシェアの40%を占めるほどの人気があります。
シアリスの有効成分であるタダラフィルは、他の病気の治療薬にも使われています。
- アドシルカ
- ザルティア錠
1つ目は、「アドシルカ」という薬です。肺動脈性肺高血圧症に使われます。この場合には、アドシルカは1日1回、タダラフィルとして40mg分使われます。
2つ目は、2014年に前立腺肥大の治療薬として承認されている「ザルティア錠」です。
2.5mgと5mgの2種類があります。こちらも1日1回、タダラフィルとして5mgの投与が定められています。尿道の圧迫を緩和する作用や、排尿障害や残尿感を改善する作用があります。
シアリスはレビトラよりも効果が長持ち!持続時間は最大36時間
シアリスの特長は、効果の持続時間が、他のED治療薬よりも圧倒的に長いことです。
シアリスは効果が出るまで2時間~3時間かかります。しかし一方で、効果の持続時間は最大で36時間です。金曜日の夜に服用すれば、日曜日の昼間まで長時間作用してくれます。これが、シアリスが別名、ウィークエンドピルとも呼ばれる所以です。
一度服用すれば、効果が長時間続くため、性行為を行うタイミングを気にしなくていいのがシアリスの強みです。
シアリスの有効成分であるタダラフィルは、水に溶けにくい性質があります。ゆっくりと体内に吸収されるため、効果が長く続くのです。
効果の早さならレビトラ!効果の持続時間ならシアリス!
レビトラは、勃起促進の効果をできるだけ早いタイミングで引き出したい、そんなときにおすすめです。
レビトラなら、最短15分、最長でも1時間で効果が出はじめます。服用から45分前後で効果が最大になります。すぐに挿入できるようになる一方、人によっては「早くしないと」という焦りやプレッシャーを感じるかもしれません。
逆に、上でも解説してきたように、効果の持続性を求めるならシアリスがおすすめです。
シアリスは、効果が出るまでに3時間かかります。一方、服用してから36時間まで効果が続きます。シアリスの最大のメリットは、時間を気にせずに性行為ができることです。
また、シアリスは、レビトラに比べて、食事の影響を受けにくいという特長もあります。
レビトラとシアリスの効果は一長一短です。自分のライフスタイルに適したものを選ぶとよいでしょう。
レビトラとシアリスを併用することは避けましょう!
2つの薬を一緒に飲めば、それだけ勃起効果や持続時間が延びると考える人もいるかもしれません。しかし、レビトラとシアリスを併用すると、重い副作用が起こる恐れがあります。
レビトラとシアリスは、基本的な作用は同じです。どちらも血管を広げ、陰茎に血液が流れ込むよう働きかけます。
血管が広がると血圧が下がります。2つの薬を同時に飲むと、血圧が下がりすぎて、血液の流れが悪くなり、脳卒中など重い病気が起こる危険があるのです。